営業ノルマなし
はとやは、物販系・リフォーム系企業のほとんどが採用しているであろう、いわゆる「営業ノルマ」がありません。
理由は一番最後に書きましたが、まずはここに至った経緯を。
以前、ゆるいノルマを作ってみた
実は昔から全く営業ノルマが無かったわけではありません。
2016年頃、男子従業員が3名になったのをきっかけに、営業目標を設定したことがあります。
当店の営業範囲のほとんどが能美市根上地区なので、地区を三等分して各社員に担当してもらいました。
「◯◯くんの担当するエリアは世帯数が◯世帯だから、順調に行けばこのくらいの売上が上がると思う。なので、1ヶ月◯万円の売上を目指して頑張ってね」
という感じです。
週に一度、男子だけで販売会議を開いて進捗を確認し、
「順調に行ってるね!」
「ちょっと遅れてるね。どうしたらいいだろう?」
的な話し合いをし、進捗中の案件の確認や、事例の共有などをして、
月末には一ヶ月の振り返りをして、最後に
「来月は◯万円なので、来月も頑張ろう!」
でまた翌月へと続く。
このような感じでした。
特に、「あと○万円だ!なんとしてでも達成するぞ!」等はありませんでした。
ノルマを設定してみてわかったこと
このやり方をしばらく続けていく中で、段々とわかってきました。
- 自分の進捗が悪いと気分が重い。
- 自分以外の進捗が悪いと、気を遣う(優しい人)
- アドバイスのつもりで言っていても、詰められている雰囲気になる。
- 集計して資料を作るのが大変。
- このやり方で売上が上がるわけではない(「目標必達!」とかしないので、当然)
- 経営者側も社員側も、楽しい会議ではない。
こんなのはやめよう!
というわけで、ノルマ制と、数字を追う会議をやめました。
この辺のスピード感、身軽感は、小規模零細企業の良いところです(と勝手に思っています)
管理よりも、環境づくり
アンド・はとやは、「暮らしを守り、たのしいをつくる」会社です。
これはお客様に対しても、仕入先や協力業者、従業員に対しても同じです。
数字に追われていては、従業員はたのしくありません。
「数字に追われる従業員」に追われるお客様もたのしくありません。
会社としてできることは、「従業員がのびのびと、たのしく働ける環境をつくること」だと考えます。
数字に追われないので、「自分が、このお客様にとってベストだと心から思える提案」をできます。(例えば、新しいのを買わずに直したほうがいいとか、間もなく発売の新製品を待ったほうがいいとか)
目先の業績にとらわれない分、提案のレベルが上がるので、お客様から信頼も得られます。
「この人は自分や店側の損得で動いてない。私のことを真剣に考えてくれている」
お客様と信頼関係が築ければ、そのときは商品の購入につながらなくても、長い目で見たときにお互いプラスになります。
この方向に舵を切ってからは、業績も社内の雰囲気もうまく行っているように思います。
もちろん改善点はまだまだあります。
これからも、「従業員がのびのびと、たのしく働ける環境をつくる」ために、日々改善をしていきたいと思います。
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