「瓦屋根の無料点検」のはずが○○○万円の契約に…

こんにちは!杉森です

3月頃から、こんなお問い合わせが増えています。

「『屋根の点検します』っていう業者が来てんけど、頼んでも大丈夫?」

「突然来て、『鬼瓦が落ちそう!すぐに直さないと!』って言われた」

「もう契約してしまった。どうしよう💦」

そして、調べたところどれも同じ業者でした。

本社が関東で、石川県に営業所を置いてあるようです。

そのうち、「鬼瓦が落ちそう」と言われたお客様のお宅には、はとやからも点検にお伺いしました。

…が、鬼瓦どころか、屋根一面どこも問題ありませんでした。

また、既に契約をしてしまった方のお宅にも点検にお伺いしました。

点検したところ、確かに大棟の冠瓦(かんむりがわら)の銅線が切れていました。

冠瓦(かんむりがわら)

見積にある補修方法が「ラバーシール工法」という、コーキングで抑える方法でした。(ラバーロック工法とかラバー工法とも言います)

ラバーシール工法は手軽に瓦を固定できる工法なのですが、コーキング箇所を間違えると雨の流れる道を塞いでしまい、雨漏りにつながることがあるため注意が必要です。

また、仕上がりさえ気にしなければ誰でも手軽にできるので、悪徳業者や訪問販売業者がラバーシール工法をよく使っています。

ちなみに、お客様から見せていただいた契約書の金額は、税込1,008,480円でした。

はとやにご相談いただいたその日に工事はキャンセルし、夕方にはとやと職人で再点検。屋根全体は、年数の割にとてもしっかりしていて補修の必要がないと判断し、後日、大棟の葺き直しと他数カ所の補修をして、作業は完了しました。費用は先程の4分の1以下です。

棟の解体。土の撤去。

漆喰のやり直し。

熨斗瓦(のしかわら)積み。

冠瓦を取付けて完成。

冠瓦はビス止め。

お客様は大変満足されましたが、当店に相談にいらしたときは

「とても親切な業者だった」

「屋根に上がって写真を見せてくれたが、すごく傷んでいる感じだった」

「ホームページもあって立派な会社だと思う」

とおっしゃっていました。

屋根の点検中の様子はお客さんから見えないので、瓦をずらしてから撮影したり、酷いケースだと瓦を割ってから撮影することもあります。

なので、知らない業者は屋根に上らせないのが一番大切です。

また、ホームページはその会社が自分で作ったものなので、基本的に都合のいいことしか書きません。

とにかく、訪問販売には十分にお気をつけください!

今回の件は、はとやのLINE友だちの皆さんにもお伝えしました。

配信後、数名の方から

「うちにも来た!すぐ断ったわ」

「来たけど、怪しいし遠慮して良かった」

などのお返事をいただきました。

大切な住まいを風雨から守る大事な屋根です。

パッと現れた誰かもわからない訪問販売には任せず、地元にしっかり根付いた業者への依頼をおすすめします。

はとやも屋根・外壁のお仕事は承っていますので、お気軽にご相談ください


アンド・はとやはLINEでお友達を募集中です!

お仕事のご依頼、ご相談などお気軽にどうぞ!

友だち追加