スタッフが自分で昇給額を決める春。

こんにちは、杉森です。

明日は加賀温泉郷マラソンですが、残念ながらケガで走れていないので出場を辞退しました来年こそは出場したいと思います!

昇給面談

さて、昨日と今日は年に一度の「昇給面談」でした。

はとやの面談は年に最低3回あります。

夏と冬の賞与、そして今回の昇給面談です。(その他は随時)

昇給額の決め方

これまでは、スタッフの仕事ぶり(能力・勤務態度等)から昇給額を決めて提示していました。

プロ野球の契約更改のように「保留します」と言われたことは今までなく、全員が提示額そのままで了承してくれています。

それはそれで経営者としてはありがたいのですが、

「個人の売上ノルマがないのに、経営側の主観と独断で昇給額を決める」

ことに前々から違和感を覚えていました。

昇給システムの変更

そこで、今年は昇給システムを変更し、

「会社からの提示額+社員からの提案額」

にしました。

会社からの提案額は、今まで通り会社側が主観と独断で決めた金額です。

社員からの提案額は、

「私は○○に取り組みます! なので、○円の昇給をお願いします!」

という提案を元に、会社側と話し合って決定します。

「とか言って、会社からの提示額がめっちゃ少ないんじゃないの?」

という鋭い方のために補足しておくと、会社からの提示額は基本給の4~5%です。

下の表と比べると、中小企業のさらに下の超小規模企業の割には、結構頑張っている方だと思います。

※出典 厚生労働省「令和元年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」

取組内容のセルフチェック

取組内容は各自考えてもらうわけですが、各自が思いついた取組内容は3つの視点からセルフチェックしてもらいます。

  1. 業績に好影響を与えるか。
  2. お客さんに良い影響を与えるか。応援されるような内容か。
  3. 周囲のスタッフに良い影響を与えるか。応援されるような内容か。

この3つの視点をクリアできていたら、その取組の効果を試算してもらい、希望昇給額と照らし合わせて相談した上で昇給額を決めます。

取り組みがうまくいかなかったら?

取り組みがうまくいかなかったからと言って、翌年に減給はしません。

今回の取組はあくまで昇給であって、賞与や手当とは違います。

「自分が『やる!』と決めたことを、責任をもってやり抜いてほしい」

ので、結果はどうあれ、自分でやると決めたことをやり抜いてほしいと思います。

理想的なゴール

今回の昇給システムで一番理想的なゴールは、

「スタッフの取り組みが成功し、会社の業績が上がり、お客さんも喜んでくれて、周りのスタッフにも良い影響を与え、当の本人の給与が増える」ことです。

もし理想的なゴールまで行けなくても、それはそれでいいと思います。

一番避けたいのは、「特にやりたいことは無いので、プラス分の昇給は不要です」と、最初から考えることを諦めてしまうことです。

スタッフ一人ひとりが、自分なりに「3つの視点」で考えた取り組みを実行してくれれば、その取り組みがどんなに小さなことでも、積み重ねや相乗効果でとても大きなものになると思います。

うまくいくかどうかはわかりませんが、スタッフに今回の提案をした反応を見た感じでは、うまくいきそうな雰囲気はしています。

経営者という生き物は、得てして楽観的です

1週間後、各スタッフからどんな取り組み提案が上がってくるかとても楽しみです。

今回の仕組みを提案した僕も、昇給してもらわないと


アンド・はとやはLINEでお友達を募集中です!

お仕事のご依頼、ご相談などお気軽にどうぞ!

友だち追加